岡山県吉備中央町竹部池レポート

池概要

住所:岡山県加賀郡吉備中央町竹部

池の水量 約15,000トン
臭気 ドブ臭
生体 不明
流入 雨水、水田、浄化槽
流出 オーバーフロー
流れ 自然対流

水田と浄化槽からの流入が汚染の主な原因pHが高く、生体が住みにくく、夏場は臭いがする

施工マップ

比較写真①

透視度

施工前:約34cm

施工8日目:約34cm

水田の流れ込みがあり、水に濁りが出ている

施工一ヶ月目:約50cm

施工57日目:約60cm

散布前では透視度30㎝程度だが散布後2ヶ月経過では60㎝以上に上昇

比較写真②

施工前に感じた嫌な臭いやドブ色もなくなり、池水の透明感が上昇している。

水質グラフ(BOD・COD)

BODは順調に下がっているが、浄化槽の洗剤や、水田の農薬などの流入があるため、CODが下がるのに時間が少しかかっている。

BOD、COD共に、値が低い方が汚れの少ない水と判断できる。
BODとは…微生物がよごれ(有機物)を食べるために使った酸素の量のこと
CODとは…CODは微生物のかわりに薬品を使って調べる酸素の使われる量のこと

水質グラフ(全窒素・全燐)

全窒素と全燐が順調に下がっているため、富栄養化(水に栄養がありすぎる状態)が解消され、アオコなどの藻は生えにくい水質になっている。
同時に悪臭など不快な臭いも発生しにくくなっている。

水質グラフ(SS・pH)

SSの値が下がっているため、水中の浮遊物が分解されて透視度が上がっていることがデータからも判断できる。
洗剤などが流入するため、pHが元々アルカリ性を示していたが、少しずつ中性に寄ってきている。

SSとは…水中の浮遊物質の量のこと。低い値の方が汚れが少ない。
pHとは…水の酸性、中性、アルカリ性を示す。